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 (NPO法人)AMネット
AMネットは、WTO(世界貿易機関)などの目指す貿易・投資の自由化について、調査・研究し、政策提言活動をしているNGO(非政府組織)です。経済のグローバリゼーションの影の部分に目を向けている日本でも数少ないNGOのひとつです。現場感覚を重視し、世界中で開催されるNGOの会議にも参加し、ネットワークづくりも積極的に行っています。政策提言というと難しそうに聞こえますが、市民だれもができる政策提言を目指しています。
☆AMネットの理念☆
現在、世界の経済の潮流は自由化へと向かい続け、「経済のグローバリゼーション」がどんどん進んでいます。
自由化はモノだけではなくあらゆるサービス分野でも進められ、自由化が進めば「経済は発展」するといわれています。
その経済のグローバリゼーションを推し進めるものとして、WTO(世界貿易機関)やFTA(自由貿易協定)などがあります。しかし、規制なき自由化は強い者をより強くし、弱い者をより弱くしています。行き過ぎた「経済のグローバリゼーション」は労働環境の悪化や環境への悪影響、南北格差、各国内の貧富の格差へとつながっています。多国間での環境協定(京都議定書など)やILO(国際労働機関)などで合意を得られたルールよりも、WTOによって決められた貿易ルールが優先されようとしています。しかしWTOがなくなれば問題が解決するわけではありません。貿易を行う上で、何らかのルールは必要です。また、ルールがあればいいのではなく、その中味と決め方が非常に重要です。
私たちが望んでいるのは自由な経済活動がもたらす弱肉強食の世界ではなく、環境や人権が守られ、公平で調和のとれた関係や持続的な社会の発展です。
AMネットは、WTOなどの目指す貿易・投資の自由化が私たち地球市民の生活、労働、人権や生態系などの環境にどのような影響を及ぼすのかについて、調査研究・情報収集を行っています。そして、それらに基づいたアドボカシー(政策提言・世論喚起)を行うことで、持続可能な社会を目指しています。
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☆「共」の役割 ☆
私たちは、社会の安定には「公・共・私」のバランスが大切であると考えています。しかし、今日の自由化やその流れの中で進められている民営化は、社会サービスを「公」から「私」へと移行させるばかりで、「共」の視点が欠落しています。それは、様々な係わり合いやつながりを人々や社会から取り去っていくことになります。私たちはNGOとしての活動を通じて、「共」の拡充を図り、共生の輪を社会に広げていきます。
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☆活動内容☆
●調査する
世界中で進められている経済の自由化と規制緩和が、私たちの生活に及ぼす影響について調査を行っています。例えば、水の商品化によって日々の暮らしが困難になる人が世界で増加傾向にある中、どういった対策を講じる必要があるのか調査研究を行っています。また、国際機関(WTO、世界銀行、アジア開発銀行、国際通貨基金など)が発行する自由化に関する資料や、海外のNGOが発表する資料も集めています。
●共有する
調査した内容をもとに、国内外から講師を招いて学習会や公開シンポジウムを開催し、より多くの方と情報を共有できる環境づくりを進めています。また、世界各地のNGOとのつながりを活かし、情報交換をしたりネットワークに参加したりしています。
AMネット会員の方に対しては、年数回「LIM(リム: Liberalization Impacts Monitor )」という会報を発行して、最新情報、学習会やシンポジウムの案内、海外の資料の翻訳などの情報を提供しています。さらに、ホームページとメールマガジン【グローバリゼーション・ウォッチ】を使った情報発信も行っています。
●提言する
WTOが推進する「自由化」の流れを注視し、その流れに乗る日本政府に対しても異議を唱えています。具体的には、WTOの交渉過程を開かれたものにするため、政府による説明会に参加したり、政府担当者と説明会を共催したりして政策提言を行っています。

AMネットの活動には、学生から社会人までいろんな人が参加しています。決して大きなNGOではありませんが、経済のグローバル化の問題を専門的に扱う数少ないNGOとして、10年以上活動を続けてきました。
様々な学習会や勉強会を開催するとともに、ときには、外務省の方を招いての意見交換会を実施したり、またあるときには、実際の現場に出かけていって、今何が起きているのか、何が問題となっているのかに目を向け、耳を傾けつつ、より良い社会の実現を目指して活動を続けています。(写真:事務局会議の様子)
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