皆さんからの応援メッセージ

AMネットを応援して下さる皆様からの暖かい声をいただきました。
(経歴はメッセージを頂いた当時のものです。)

佐久間 智子 さん

毎日、日々の雑事に追われ、雑多な情報に流されていると、一番大事なことがわからなくなってしまう。
本質的に私は「安い、旨い、速い」みたいなのが大好きな現代人なんですね。だけど、生命を一番に考えると、そんなの合理主義でも何でもない。今風に普通に暮らすことが、自分や子どもたちや、その他のあらゆる生物の生命を削っているのだから。かといって、一人では簡単にその暮らしから抜け出せない。自らの生き方と社会のシステムを変えるためには、みんなが共に少しずつ努力することが大事なんだなあと思いつつ、誘惑に勝ったり負けたりを繰り返している私です。
ですから、自己嫌悪や自暴自棄に終わらないよう、AMネットの一会員を続けています。みなさんもご一緒にどうぞ。

プロフィール : さくま ともこ /アジア太平洋資料センター共同代表。1990年代半ばより経済のグローバル化がもたらす負の側面について、考えたり、調べたり、発言したりしてきた。2011年、奈良県に移住し、日常生活に埋没気味。

著書・訳書:「穀物をめぐる大きな矛盾」(著書、筑波書房、2010)、「肥満と飢餓」(訳書、ラジ・パテル著、作品社、2010)、「ウォーター・ビジネス」(訳書、モード・バーロウ著、作品社 2008)など。

正阿彌 崇子 さん

南北問題、環境問題、食糧問題…世の中は問題だらけと思っていたら、自然災害に原発問題が日本にさらなる追い打ちをかけてきました。今までのつけと今の生活の代償。いったい私たちに何ができるのでしょう。途方にくれてしまいます。
しかし今こそ、AMネットのようなNGOの力が試されるときではないでしょうか。一人ではできないことでも、同じ志を持つ仲間がいるからできる。私も一緒に悩み、活動できたらと思います。

プロフィール:しょうあみ たかこ / 環境NPOの職員を経て、現在は大学院生。フリーランスでライフスタイルや自然観察を中心とした環境講座の講師、ファシリテーター、日本語教師をしている。
ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)のスタッフ。2010年よりAMネット会員。

丸井 隆人 さん

6月中旬に東北へ行ってきました。仙台、石巻、塩釜、松島、福島、相馬とまわり、それらの地で強く感化を受けたのは「木」の存在でした。津波でなぎ倒された木、耐え残った木、松島は瑞巌寺の鬱蒼と生い茂る樹木、杜の都・仙台を象徴する常禅寺通のケヤキ並木。趣は異なるものの、それらの樹木と人との関係にはどこか共通するものが感じられ、それを見失っての復興はグローバル化の問題とどこかで通底するのではないか。注視し続けねばと思いました。
大阪大学CSCDで「AMネットのウェブサイトをリニューアルする」という課題の講座を担当し、それが接点で会員となりました。これまで「表現」ベースの活動ばかりで、ストレートに社会や経済の問題に目を向ける活動に関わったことがなかったので、学習会などに参加しながら視座を広げつつ、自分なりにアプローチできるところを模索していけたらと思っています。

プロフィール:まるい たかと / 武蔵野美術大学卒。東京で幾つかの組織やプロジェクトに関わり、関西に来てからはフリーでウェブデザイナー。大阪大学非常勤講師(メディアリテラシー教育)。
その傍らで日本画家として不遇に終わった亡祖父・丸井金猊の展示活動をライフワークとしている。2011年よりAMネット会員。

福田 秀志 さん

AMネットを知ったのは、10年以上前だったでしょうか。勤務する高校において、学校設定科目の授業をするにあたって、「大阪YWCA」に行き、神田さんの講義を受けた時でした。それ以降、AMネットの勉強会に参加させていただきグローバリゼーションの負の側面について、多くのことを学ばせていただきました。
生徒に対して、年にたった1回2時間ですが、神田さんにはほぼ毎年、松平さんや武田さんにもお話をしていただきました。ダーウィンの悪夢とタンザニア、ODA問題、世界の貧困問題、食料問題などその時々の情勢に合わせてお話をしていただいています。最近は、なかなかAMネットの勉強会に参加はできていませんが、昨年の12月には、「水問題」、今年の2月は「TPP問題」に関して、武田さんのお話を聞かせていただきました。 5月以降、授業で、「TPP問題」について、生徒と一緒に考えてきました。生徒が班に分かれ、調査項目を決め、それぞれのメリットとデメリットを調べ、意見交流し、討論会を行いました。その結果、全員が「TPP加入はメリットと比べてデメリットが多すぎる」と意見表明をしました。「勉強する前は、TPPに賛成だった」という生徒が多かったなかで、TPPの問題点をきちんと理解すれば、誰だって反対になるんだと思いました。そういう意味でAMネットの力をさらに大きくしていく必要性を改めて感じました。
AMネットの活動にほとんど関わることはできませんが、自分の授業において、AMネットの活動に学びながら、グローバリゼーションの負の側面について、生徒に考えてもらい、伝えていければと考えています。

プロフィール:ふくだ ひでし/ 兵庫県立高校 地歴・公民科教員

片岡 法子 さん

AMネットの幽霊会員をかれこれ十数年つづけています。そんな会員から何が言えるのだろうと考えた結果、やはり「これからも応援します!」という言葉を送ります。
私がAMネットと出会ったのは関西NGO大学に参加したことがきっかけでした。 「Think globally, act locally」の実践についてあれこれ考えていたとき、ひとつのヒントを与えてもらったのがAMネットの活動でした。
「政策提言」それ自体は目の前に当事者がいませんし、活動の成果が見えにくい取り組みです。色々あるNGOの活動の中でも、最も地味で日の目を見ないものともいえる でしょう。しかし、NGOにとってこれほど大切な活動はないと私は思っています。 なぜならば、社会の仕組みに直接的に働きかける取り組みだからです。
これからも地道な活動に期待しています。それぞれの現場で刺激しあっていきましょう!

プロフィール:かたおか のりこ / フリーランス